AERAの連載「はたらく夫婦カンケイ」では、ある共働き夫婦の出会いから結婚までの道のり、結婚後の家計や家事分担など、それぞれの視点から見た夫婦の関係を紹介します。AERA 2023年6月12日号では、カサネル業務執行社員で「ソトイク・プロジェクト」副代表の湯浅亜木さん、カサネル代表でライブ配信クリエイターの湯浅章太郎さん夫婦について取り上げました。
* * *
2020年、夫37歳、妻32歳のときに結婚。現在、長男の幾月くん(1歳半)と3人暮らし。
【出会いは?】2019年、夫が主催するイベントに妻が参加したことがきっかけで出会う。
【結婚までの道のりは?】出会いから2週間後に、夫が交際を申し込んで交際開始。妻は当初、この1年の間に結婚する流れにならなかったら別れようと思っていたが、とんとん拍子で話が進み、出会いから5カ月後に結婚した。
【家事や家計の分担は?】家事は主に妻が行い、子どもの送り迎えや外出時の車の運転は夫が行う。妻が忙しいときなどは夫も家事をするが、「もっと自分の分担を増やしてバランスを取らないとダメですね」と夫。家計管理は妻が行う。
妻 湯浅亜木[35]カサネル業務執行社員 「ソトイク・プロジェクト」副代表
ゆあさ・あき◆1987年、東京都出身。東京藝術大学卒業後、JR東日本のエキナカ商業施設の開発などを経て2020年に独立、結婚。現在は長野県塩尻市のNPOや企業のサポート業務を行い、子育て支援「ソトイク・プロジェクト」の活動もする
会社員時代に、家が遠かったので一人暮らしを始めたものの、誰もいない場所に帰るのがすごくストレスだったんです。それで平日は旅行者が利用するようなゲストハウスに泊まり、週末は家に帰るという生活を始めました。キャリーバッグ一つで生きていける身軽さが心地よく、ゲストハウスに泊まっていたからこそ、そこでイベントをしていた夫とも出会えました。
ずっと、会社に縛られない自由な生き方に憧れつつ、自分にはできないと思い、仕事ありきの生活を送っていたんです。その考え方が変わったのは、夫を介して塩尻に移住した人たちと話せたから。自分がしたい暮らし方ありきの考え方に感銘を受け、彼らに受け入れてもらえたことから自分にもできるかも、と思えるように。今ではストレスのない理想的な暮らしを実現できています。
移住して3年半。まだまだ変化とチャレンジが続くと思いますが、引き続き夫と息子と助け合って楽しんでいけたら、と。湯浅家、バンザイ。