グループとしての目標、そして自身の目指す世界について、まっすぐに語った佐久間大介さん。Snow Manのサードアルバム「i DO ME」が、5月17日にリリースされる。AERA 2023年5月22日号から。
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――5月17日リリースのサードアルバムのタイトルは「i DO ME」。「自分らしく」という意味にローマ字読みは「挑め」で、Snow Manらしさの追求に挑んだ。「らしさ」と言うと、アクロバットやダンスをイメージしがちだが、リード曲「あいことば」は、王道のJポップだ。
佐久間大介(以下、佐久間):僕らは今まで「Snow Man」というジャンルでやってきたつもりです。いい意味でジャニーズらしくない楽曲でも、Snow Manがやるなら「あり!」「いい!」と感じてもらえるように、全力で挑戦してきました。どんなジャンルも格好よく表現できるのが僕らの強みだと思うし、今後も追求したいところです。ということは、裏を返せば、僕らは“ジャニーズらしい王道のJポップ”とは違う道を切り拓いてきたということ。「あいことば」のような王道に挑むことで、また違うSnow Manを見ていただけると思う。「Snow Man」というジャンルもさらに広がるんじゃないかな、と思います。
僕らSnow Manは「国民的アイドル」になることを目指しています。そして、僕らは「王道アイドル」かというとそうではなくて、全員が個性の塊だと思うんです。ジャニーズには「国民的アイドル」の先輩がたくさんいますが、彼らが築いてきた道を、個性の塊の僕らがどう歩いて行けるのか。そういう意味でも、楽しい挑戦ができました。
――アルバムのテーマ「自分らしく」は、特に好きな言葉だ。
佐久間:誰かに憧れて、自分を否定してしまう気持ちは、多かれ少なかれ誰もがどこかに持っていると思います。でも、大切なのは、自分のネガティブな面も受け入れて、「個性」に昇華させて、いかに好きになるかだと思う。僕自身もそうやってきました。成長するためにも必要だと思いますし、世の中も個性を大切にするほうへ動いていますよね。