5月16日、主演映画がオープニング作品に選ばれ、ジョニー・デップがカンヌ国際映画祭に登場。その出で立ちをファッションデザイナーのドン小西さんがチェックした。
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このページもあと2回……なのに、ふさわしいかは別として、今週は、ファッションチェックの常連でもあったこの人。Vシネあたりに出てきそうな悪役俳優？ いや天下のジョニデ様だって。
ブランド服に着せられてるハリウッド俳優が多いなか、自分らしいファッションを模索してきた貴重な存在だったよね。最近もディオールと約27億円の広告契約を結んだニュースがあったけど、別に意外じゃなかったもんな。たださ、そうして還暦を前にしたこの人のファッションの完成形がこれか？と思うと、がっかりだよな。
よく見るとタキシードの襟が着物みたいに抜けてて恥ずかしいし、だからってこの人らしい工夫もゼロ。元妻とのDV訴訟は和解しても、これじゃイメージ悪いよな。しかもここは仏カンヌ。アメリカでは受けるヘンな格好も、フランスじゃなかなか受け入れられないと思うよ。ただし、良くも悪くも存在感だけはすごい。日本の任侠映画もご検討を！
■評価は……？（※満点は5DONです）
2DON！ 「迫力は天下一品。でも方向性が…」
（構成／福光恵）
※週刊朝日 2023年6月2日号
ゲッターズ飯田
ラリー遠田
内田樹
