今年も木村伊兵衛写真賞(主催:朝日新聞社、朝日新聞出版)の受賞候補者が決まりました。
今回で40回目を迎える本賞は、優れた作品を発表した新人写真家を対象としており、「写真界の芥川賞」と称されています。候補者の名前と対象作品(写真集ほか)は以下のとおりです。
=敬称略=
▼Eric(えりっく)『Eye of the Vortex』(赤々舎)、写真展「GOOD LUCK HONG KONG」(M2ギャラリー)
▼石川竜一(いしかわ・りゅういち)『絶景のポリフォニー』『okinawan portraits 2010-2012』(赤々舎)
▼川島小鳥(かわしま・ことり)『明星』(ナナロク社)
▼蔵真墨(くら・ますみ)写真展「Men are Beautiful」(ユミコチバアソシエイツ)
▼武田陽介(たけだ・ようすけ)『Stay Gold』(タカ・イシイギャラリー)
▼林典子(はやし・のりこ)『キルギスの誘拐結婚』(日経ナショナルジオグラフィック社)
▼春木麻衣子(はるき・まいこ)写真展「写真の境界」ほか
▼松本紀生(まつもと・のりお)『原野行』(クレヴィス)
木村伊兵衛写真賞
昨年に優れた作品を発表した新人写真家が対象です。詳細についてはアサヒカメラ3月号(2月20日発売、一部地域は遅れます)に掲載します。あらためて第2次選考会を経て、木村伊兵衛写真賞が決まります。選考結果はアサヒカメラ4月号(3月20日発売、一部地域は遅れます)および、朝日新聞紙面で告知いたします。
本賞は写真家の故木村伊兵衛氏の業績を記念し、1975年に創設しました。審査委員は岩合光昭、瀬戸正人、鷹野隆大、長島有里枝の各氏とアサヒカメラ編集長です。