格安スマホとして参入するacer「Liquid-Z200」
格安スマホとして参入するacer「Liquid-Z200」
この記事の写真をすべて見る

 日本エイサーは28日、SIMロックフリーのスマートフォン「Liquid Z200」を発売した。同社が日本国内でスマートフォンを展開するのは初めて。中古本販売チェーンの「ブックオフ」の一部の店舗で販売し、丸紅グループが提供する格安SIMカードとセットにした「格安スマホ」として売り出す。価格は1万円(税別)になる見通しだ。

 この製品は、OSにAndroid4.4を搭載した4インチのスマートフォン。利用する年代や使い方に合わせて、「シニアモード」、「ベーシックモード」、「クラシックモード」、「キーパッドモード」の4つのモードを切り替えて使うことができる。

 シニアモードは、よく利用するアプリだけを表示し、「拡大鏡」や「時計」といったアプリを配置することで、スマートフォンに使い慣れていない高齢者の人でもわかりやすく使えるようにしている。ベーシックモードは、子どもが使用することを想定しており、機能を電話とショートメッセージ(SMS)に限定したもの。クラシックモードは、一般の利用者に向けたモードで、アプリや機能をカテゴリから選んで使うことができる。また、キーパッドモードは、通話することが多いユーザーに向け、クラシックモードの画面に常にキーパッドを表示させたモードだ。

 通信方法は3Gのみで、LTEによる高速通信には対応していない。200万画素のカメラを内蔵し、テザリングにも対応している。

 この製品はブックオフが展開する「格安スマホ」ブランド「スマOFF」の第1弾として発売する。丸紅グループが提供する格安SIMカード「BOOKOFFオリジナルプラン」とセットで販売し、通信料は月額980円(税別)で利用できる。価格が安い分、通信データは1日70MBまでしか利用できない制限がかかる。