MMDLabo株式会社(東京都渋谷区)は、2014年4月から9月の間にスマートフォンを購入した15歳以上の男女796人を対象に「2014年4月~9月スマートフォン購入に関する定点調査」を実施した。調査は10月20日から23日かけて行われた。
その結果をみると、iPhoneユーザーが最も多く、さらにユーザーの関心はディスプレーのサイズや、端末の大きさに注目していることがわかった。「ファブレット」と呼ばれる大型スマートフォンが続々と登場している流れを受けているようだ。
調査の項目は、「使用しているスマートフォンのOS」、「月刊OS別比率」、「所有しているiPhoneの端末の種類」、「9月に発売したiPhone6、6 Plusのキャリアの別」、「スマートフォン購入時に重視した項目」、「スマートフォン購入時の不満」―6点だ。
スマートフォン端末を購入する際に何を重視するか、という項目からみていこう。「画面の大きさ」(44.7%)が最も多く、「バッテリーの持ち」(40.2%)、「操作性の良さ」(36.1%)、「端末の大きさ」(31.3%)と続いた。半年前の2014年4月の時点の調査では、「画面の大きさ」が26.0%、「端末の大きさ」が16.0%だった点を考えると、消費者は、ディスプレーや端末の大きさに注目していることがわかる。
次に、2014年4月から9月の間にスマートフォンを購入したOS別の比率は、「iOS」が49.0%、「Android」が42.7%、「わからない」が8.3%だった。これを月間別に見てみると、5月から8月にはAndroidのシェアがトップだった。だが、iPhone6・6 Plusが発売された9月は、iOSのシェアが77.1%に達し、一気に逆転した。前月に比べて倍以上も伸びている。
続いて、iPhoneの所持者(390人)に機種を尋ねた問いでは、iPhone 5sが40.8%、iPhone6が25.1%、iPhone 5cが15.4%、iPhone6 Plusが14.1%、その他が4.6%となった。発売から10日間あまりしかない調査期間内で、6と6 Plusを合わせた所有者が約4割を占めている。これは新機種が出ると、すぐに新型に買い替えるiPhoneユーザーの購買意識の強さを物語っているといえる。
依然として、iPhone人気は衰え知らずである。