「ZenFone5」の画面
「ZenFone5」の画面
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高級時計のような「ASUS ZenWatch」
高級時計のような「ASUS ZenWatch」

  「NEXUS 7」をはじめ、安価なスマートデバイスに定評のあるASUS(エイスース)は、とうとう同社ブランドのスマートフォンの販売を日本でも開始した。

 ASUS JAPAN株式会社(以下ASUS)は、10月28日、SIMフリーのスマートフォン「ZenFone 5」と、腕時計型ウェアラブル端末向けOSとして注目の"Android Wear"を搭載したスマートウォッチ「ASUS ZenWatch」を国内向けに販売することを発表した。

 「ZenFone 5」は11月8日(土)から販売を開始しているが、ASUS 「ZenWatch」は11月下旬の予定となっている。また、2015年1月31日(土)までの間、両製品を同時予約購入または同時購入した人に対して、合計金額から5000円を値引きするキャンペーンも実施している。

 「ZenFone 5」は、高速データ通信規格「LTE」に対応し、キャリアを問わず自由に通信プランを選択できるSIMフリー方式を採用している。ASUS初の日本国内向けスマートフォンで、16GBもしくはと32GBのストレージ(eMMC)を搭載した2モデルがラインアップされている。色はブラック、ホワイト、レッド、ゴールドの4種類。

 背面にはmicro SDカードスロットも搭載しており、最大64GBまでのmicro SDが外部メモリーとして使用できる。ディスプレーには5インチHD IPS液晶を採用し、傷や指紋汚れから表面を保護するCorning社製のアンチフィンガーコーティングが施されている。CPUには1.2GHzのQualcomm社のSnapdragon 400を採用、2GBのメインメモリを積んでいる。

 カメラには、ノイズリダクションとコントラストの補正によって薄暗い場所で撮影してもきれいな写真が得られるという?を可能にする機能、「Pixel Masterテクノロジー」のほか、手袋をつけたままでも快適に操作ができる「手袋モード」、直感的な使いやすさを実現したという独自ユーザー・インターフェース「ASUS ZenUI」を搭載している。さらに日本国内向けに、日本語入力システム「ATOK」が標準搭載されている点にも注目だ。

 また、着せ替え可能な背面カバー「Zen Case」、便利な専用アプリに素早くアクセスできる窓付カバー「View Flip Cover」といった純正アクセサリーも用意されている。

 同社のWEB販売サイト"ASUS ZenFone Shop"での価格は、16GBモデルが2万8944円。32GBモデルは3万2184円。また、「Zen Case」の値段は3000円、「View Flip Cover」は3500円で販売される予定だ(いずれも税別)。

 もうひとつの目玉の腕時計型のウェアラブル端末「ASUS ZenWatch」は、「ZenFone 5」とBluetooth接続をすることで、着信やメール、SMSの新着メッセージ、次の予定のリマインダーなどといった新着通知を時計のディスプレーに通知できるというもの。ディスプレーには有機ELを採用している。

 他にも、端末側のカメラを遠隔操作できる「Remote Camera」機能、端末を手のひらで覆うだけで着信音やアラームをミュートできる「覆ってミュート」機能、プレゼンテーション時にスライドのリモコン操作や時間管理ができる「Presentation Control」機能、ウオッチ側から端末の音を鳴らして探すことができる「電話を探す」機能など、さまざまな機能を搭載している。また、心拍数や歩数計の役割を果たす、Wellness機能も搭載しており、健康管理デバイスとしても活用できる。発売時期は11月下旬を予定しており、現在"ASUS ZenFone Shop"で予約を付けている。価格は3万2184円。