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■千葉県 Mさま邸

 外観のツートンカラーが印象的なMさま邸は、背後に水田が広がるのどかな地域に立地しています。春から秋にかけて、稲穂が青から黄へと色づく季節には、美しい田園風景が借景となってMさま邸を彩ります。

 マンション住まいだったMさまご夫妻は、まず「丈夫で広い家」にこだわりました。そして展示場を巡るうちに出会ったのが、木質パネルによる「蔵」のある家だったのです。コンパクトな印象の外観ですが、1階と2階に蔵が、さらに2.5階のロフトもあるため、Mさま邸は空間の広さに加え、天井の高さも十分なお住まいです。

 プランニングはご主人が担当。間取りのプラン集を見ながら、方眼紙に自ら間取りを描き込み、詳細な設計へと進めていきました。そのため、ご主人のこだわりが随所に反映された、のびやかなお住まいになっています。

 そのひとつが1階の広い空間です。ここはリビング、ダイニング、キッチンがひとつの空間となっており、蔵の高さを活かした天井高3.2mの吹き抜けが自慢。開口部もたっぷりととっているため、太陽の光が燦々と降り注ぎ、借景の田園風景も存分に楽しむことができます。

 ユニークなのは、キッチンに隣接したマルチコーナーがあることでしょう。マルチコーナーは一段高く、テキスタイルフロアになっているため、腰をかけたり、寝転がったり、さまざまにくつろぐことが可能です。

 現在はパソコンなどが置かれ、ご夫妻にとっての情報収集基地として活躍中。

 将来はお子さまがここで遊んだり、勉強したり、キッチンやダイニングにいる奥さまとコミュニケーションができる空間になりそうです。

 またリビングには蔵も隣接し、内部の土間から玄関へと抜けることができます。家具や自転車など、大きなモノが収納できると、奥さまにも大好評。蔵上のスキップフロアは和室で、来客用スペースとして活用されています。

 広さを活かしたもうひとつのこだわりが、階段と1階のトイレ。階段は幅が設計上もっとも広いタイプを採用しているため、大人が十分にすれ違うことも可能です。

 踊り場にもゆとりがあるため、壁面にはギャラリー用の棚が設置されています。また、1階にはかなり広いスペースに、来客用の男性専用のトイレを設置。

 浴室などの水廻りは2階にあり、洗濯から取り込んで収納するまでの動線がとてもスムーズです。しかもここにも蔵があるため、収納力もたっぷり。

 広いお住まいながら、動線がコンパクトになっているのもMさま邸の特徴でしょう。まさに、ご主人の力作。ご夫妻の笑顔が似合う、温かい、素敵なお住まいになっていました。

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