「不便」なカメラアプリ、いかがだろう?
「不便」なカメラアプリ、いかがだろう?
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撮った写真は72時間経過しないと見られない
撮った写真は72時間経過しないと見られない

 旅行やお出かけの時、いったい何枚くらいの写真を撮るだろうか。昔は写真と言えば、撮影してもすぐには確認できず、現像にも時間がかかった。このため、フィルム1枚1枚を大切にして、慎重に撮影したものだ。だが、今はデジタルカメラやスマートフォンで撮影すれば撮ったその場ですぐに確認ができ、メモリーカードの容量が許す限り大量に撮れる。このため、際限なく写真を撮ってしまう人も多いだろう。

 サウンドサイエンス株式会社(本社:徳島県)は、簡単に写真が撮れてしまう、そんな便利な世の中に逆行した写真撮影用のアプリをリリース。その名も「Tomo(トモ)」(iphone向け)。これまでにない”不便なアプリ”だ。

「不便」なポイントは、まず、36枚という写真撮影枚数の制限があるところだ。36枚の写真を撮り終えると終了となる。さらに、制限枚数を取り終えても、丸3日が経過しないと写真を見ることができないのだ。また、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)との連携機能や、写真を加工する機能もない。シンプルに撮影することだけに特化したアプリなのだ。

 デジタルカメラでパチリ、スマホでパチリ……とやっていては、写真撮影だけで楽しい時間も終わってしまう。それに、撮りためた写真をじっくりと見返す時間もないだろう。便利すぎる世の中だからこそ、あえてこの「不便」なアプリを使えば、有意義な時間が過ごせるかも?