【2Dモード画像】マップ表示で全体的な雲の動きが見える。(写真:株式会社島津ビジネスシステムズ提供)
【2Dモード画像】マップ表示で全体的な雲の動きが見える。(写真:株式会社島津ビジネスシステムズ提供)
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【3Dモード画像】AR表示で向けた方角の雨がリアルな映像として見える。(写真:株式会社島津ビジネスシステムズ提供)
【3Dモード画像】AR表示で向けた方角の雨がリアルな映像として見える。(写真:株式会社島津ビジネスシステムズ提供)

 近年、夏になるとよく耳にするゲリラ豪雨。6月24日の午後には、大気の状態が非常に不安定となり、東京都三鷹市や調布市の一部にひょうを降らせたことも記憶に新しい。

 そんな予測の出来ないこのゲリラ豪雨対策に役立つアプリがあることをご存じだろうか。ゲリラ豪雨が1時間以内に発生する可能性がある場合に通知してくれる、気象レーダーARアプリ「アメミル」だ。

 アメミルは株式会社島津ビジネスシステムズが昨年からiPhone向けに提供しており、昨年1年間で17万ダウンロードを記録したという。そして、待望のAndroidスマートフォン版の提供が、2014年6月18日に開始された。

 アメミルは、単に強い雨雲の接近を通知するだけではない。これから向かわんとする場所の天気を確認することだってできるのだ。この機能には、マップ表示の2Dモードと、AR(拡張現実)表示の3Dモードの二つのモードがある。

 2Dモードでは、マップ表示で雲の動きを知ることが出来る。現在地マーカーや地図と重ね合わせて16段階で降雨情報が表示されるので、全体的な雲の動きを見ることも可能となっている。

 3Dモードでは、カメラ画面とCGを合成するAR機能により、なんとカメラを向けた方角の雨雲がリアルな映像として表示されるのだ。

 出かける方向の天気が気になる時、アメミルを起動しその方角を映してみよう。するとカメラの画面上に雲が現れ、雨が降っていれば雨の映像が映し出される。雪の場合はどうなのかというと、雨雪判別機能によって雪が降っている地域では、3Dで雪のアニメーションが表示されるという優れもの。

 映像は気象庁のレーダーを合成したもので、10キロ圏内の降雨情報が5分毎に更新される。雲が今どこにどのような状態にあるのかを視覚的に確認でき、ゲリラ豪雨の場所も一目瞭然となる。まさにリアルタイムの降雨情報を知ることが出来るアプリなのだ。

 アプリは基本的には無料で利用出来るが、現在の目的地の状況だけなく、今後のゲリラ豪雨の可能性を知りたい人は、月額100円の有料会員として登録すれば、この先1時間の雨量予測も確認出来できる。ちなみに、AR機能で表示された映像をTwitterに投稿すると、投稿した日のみ有料の雨量予測を無料で見ることも可能だとか。

 梅雨はまだ終わらない。そしてゲリラ豪雨の時期はこれからが本番だ。備えあれば憂いなしということで、アメミルをダウンロードしてみてはいかがだろうか。