エベーヌ弦楽四重奏曲のアルバム収録曲に、カズオ・イシグロの手による歌詞が
エベーヌ弦楽四重奏曲のアルバム収録曲に、カズオ・イシグロの手による歌詞が

 ノーベル文学賞を受賞した日本生まれの英国人作家カズオ・イシグロ氏。実は、現在 来日中のエベーヌ弦楽四重奏団のアルバム『ブラジル!』には、カズオ・イシグロ氏が歌詞を書いた「アイス・ホテル」(歌:ステイシー・ケント)が収録されている。

 作曲は、ステイシー・ケントの夫であるジム・トムリンソン。ジムもまた高名なミュージシャンであり、エベーヌ弦楽四重奏団の『ブラジル!』にも、サックス奏者として参加している。本楽曲は、もともとステイシー・ケントの『市街電車で朝食』に収録されており、「アイス・ホテル」は2008年にインターナショナル・ソングライティング・コンペティションのジャズ部門で最優秀楽曲賞を受賞している。一躍、時の人となったカズオ・イシグロ氏。彼の世界を小説だけではなく、歌でも楽しんでみてはいかがだろうか。

◎リリース情報
エベーヌ弦楽四重奏団『ブラジル!』
WPCS-12724 2,808円(tax in.)