【ビルボード】カラヤン×ベルリンフィルのチャイコフスキー交響曲全集がクラシックチャート1位
【ビルボード】カラヤン×ベルリンフィルのチャイコフスキー交響曲全集がクラシックチャート1位

 今週のBillboard JAPAN Top Classical Albumsは、第1位にヘルベルト・フォン・カラヤンとベルリン・フィルハーモニー管弦楽団による『チャイコフスキー:交響曲全集』がチャートイン。1970年代にベルリン・フィルと録音したカラヤン唯一のチャイコフスキー交響曲全集のSACDヴァージョンが登場。今なおベルリン・フィルと巨匠カラヤンに対する絶大な人気が明らかになったチャートだ。

 第2位にはパーヴォ・ヤルヴィ指揮、NHK交響楽団による『R.シュトラウス:ツァラトゥストラはかく語りきメタモルフォーゼン』がチャートイン。N響創立90周年を祝う2016年9月に、サントリーホールでライブ録音されたものだ。24日から4日間連続で北陸4都市にて演奏会を行ったばかりのNHK交響楽団、9月9日には音楽祭も控え、今後もチャートを賑わせてくれそうだ。

 第5位には上野耕平率いるスーパー・サックス・グループ”The Rev Saxophone quartet”のライブ録音を収めた『デビューコンサート』がニューリリースされ、チャートイン。『題名のない音楽会』にも登場するなど、注目を集めている若手実力派カルテット。今年3月に東京文化会館にて開催したデビューコンサートは、完敗御礼した人気ぶりだ。ジャン・リヴィエ、アレクサンドル・グラズノフ、アルフレッド・デザンクロ、フローラン・シュミットによるカルテットが収録されている。text:yokano

◎【Billboard JAPAN Top Classical Albums】トップ10
1位『チャイコフスキー:交響曲全集』ヘルベルト・フォン・カラヤン
2位『R.シュトラウス:ツァラトゥストラはかく語りきメタモルフォーゼン』パーヴォ・ヤルヴィ,NHK交響楽団
3位『月の光~リサイタル・ピース第1集』反田恭平
4位『浅田真央ベスト・オブ・スケーティング・ミュージック』
5位『デビューコンサート』ザ・レヴ・サクソフォン・クヮルテット
6位『蜜蜂と遠雷音楽集』
7位『蜜蜂と遠雷ピアノ全集[完全盤]』
8位『0歳からの育脳クラシック』
9位『ラプソディー・ジャパン』村治佳織
10位『ドラマティック・ブラームス』千住真理子