今や多くの人の生活の一部となった「YouTube」。そのYouTubeがサポートするYOUTUBERの代表として知られるHIKAKINが、ホリエモンこと堀江貴文氏も推薦する初の著書『僕の仕事はYouTube』の刊行を記念したサイン会+トークショーを、下北沢の本屋B&Bで開催した。

HIKAKINはYouTubeと契約をして、自身の番組コンテンツである「HikakinTV」を運営。毎日さまざまなコンテンツをアップして、多くの人を楽しませているパフォーマー。2013年5月シンガポールで開催されたYouTube主催のイベントで世界的ロックバンド、エアロスミスとの共演を果たすなど、その活躍の場は既に日本を飛び越えている。

パソコンのデスクトップ上ではなく目の前で見ようと、当日は遠方からも多くの参加者が、早い時間から下北沢に集い、行列をなしてHIKAKINの登場を待った。19時きっかりに開始されたイベントでは、初めての著書への挑戦や、サラリーマンからYOUTUBERへの転身など、HIKAKINが歩んできた道のりが本人から熱く語られた。

HIKAKINは、「たまたま僕のパフォーマンスを見ていたエアロスミスのスティーブン・タイラーが気に入ってくれて、メンバーに直談判、本人たちとセッションした後すぐに本番という夢のような出来事だった」などと、共演の瞬間を臨場感たっぷりに話した。

本書には掲載されていない"普段のHIKAKIN"にせまる質問にも答えたHIKAKIN。自らの表現については、「ネットの世界には多くのネガティブがあるけれど、僕はあくまでポジティブで楽しくありたい」と答えていた。

最後に会場からの質問コーナーでも、あちこちから手が挙がった。一つ一つの問いかけに対して真摯に応えたHIKAKINは、締めに十八番のボイパ(ボイスパーカッション)で会場を湧かせ、トークショーは大団円を迎えた。

来場したファン全員が参加したサイン会でも、丁寧にサインや写真撮影に応じ、気さくに会話をするなど、ファンへの感謝を惜しまなかった。まっすぐに前を向いて進んでいくHIKAKINのパフォーマンスから、これからも目が離せない。