正義感ゼロのR指定アンチヒーロー映画『デッドプール』本編映像解禁
正義感ゼロのR指定アンチヒーロー映画『デッドプール』本編映像解禁
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 2月12日より全米他で公開した『デッドプール』(原題:DEADPOOL)。日本の公開日は6月1日に決まっているが、本日4月12日、遂に本編映像が解禁(http://youtu.be/or-0jSIj-aw)となった。

 本作は、元特殊部隊員がいかにして不死の体となり、超絶な戦闘能力を持つに至ったかを描く“デッドプール”誕生のストーリー。 彼は能天気で無責任、人類を守るなんて正義感はゼロ。口から飛び出すのはジョークと毒舌ばかり。世界のためでも人類のためでもでもなく、自分のためだけに闘う、マーベル史上最も無責任で自己中心的なアンチヒーローだ。

 本作の全米初週週末興行成績は1億3500万ドルで、『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』(05)や『アバター』(09)を越え、20世紀FOX映画史上最高のオープニング記録を叩き出した。『テッド』(12)や、『キングスマン』(15)ものオープニング成績も飛び越え、R指定作品でも歴代1位。その勢いはとどまるところを知らず、120か国で初登場1位(2月29日時点)となり、『マトリックス・リローデッド』(03)の7億4200万ドルを超え、7億4600万ドルを突破(Box office mojo調べ:3月30日時点)した

 ヒーローらしからぬ明るい毒舌家、主人公のウェイド・ウイルソン/デッドプールを演じるのはライアン・レイノルズ。2010年には『ピープル』誌が選ぶ「最もセクシーな男」に選ばれ、結婚後2016年には「最もセクシーなパパ」に選出と、その魅力は衰えるところを知らない。また、彼は今作『デッドプール』で、4月9日(米現地時間)に行われた【2016 MTVムービー・アワード】の最優秀コメディ演技賞を受賞。作品としても、デッドプールVSエイジャックスの笑ってしまうほどアクロバティックな戦いが最優秀バトル賞に輝き、2部門受賞の快挙を成し遂げた。

 今回公開された本編映像では、戦いの場へと出向いたデッドプールが「“スーパーヒーロー着地”だ。よく見てろ」と、スーパーヒーローたちが必ずやる物凄い速さの着地を茶化しながら、「ヒザに悪い。でもみんなあれをやる」と第四の壁(※漫画・映画などの登場人物と、読者や視聴者との間にある次元の違い)を乗り越えこちらの観客側に語りかけてきたり、とある“ミュータント仲間”について「彼女の初体験の相手に同情するよ」と下世話なコメントをしたりとやりたい放題。

 あらゆる点でアクションヒーローのイメージを覆すだろう、“規格外”の魅力を持ち全世界で話題の“赤いヤツ”、日本上陸に期待が高まる一方だ。

◎映画『デッドプール』(原題:DEADPOOL)
監督:ティム・ミラー
出演:ライアン・レイノルズ / モリーナ・バッカリン / エド・スクライン / T.J.ミラー、ジーナ・カラーノ
(C)2016 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved.
製作国:アメリカ 配給:20世紀フォックス映画
ストーリー:かつて特殊部隊の有能な傭兵だった男 ウェイド・ウイルソン(ライアン・レイノルズ)は、好き勝手に悪い奴をこらしめ、金を稼ぐというヒーロー気取りの生活をしている。恋人との結婚を決意し幸せな日々を送っていたが、突然末期ガンを宣告される。ある組織から末期ガンが治せると聞かされた彼は、施設に連れて行かれ、そこで悲惨な人体実験を受ける。やがて、どんな攻撃を受けても回復できる肉体を手にするウェイド。しかし全身を醜く変化させられた彼は、施設から逃亡すると全身赤いコスチュームに身を包み自らを「デッドプール」と名乗るようになった。そして、自身を実験台にし人生を滅茶苦茶にした男に復讐を果たすことを決意する──。