メイン画像
メイン画像

土日は、東日本は晴れ間も出て、内陸部は厳しい残暑。北日本と西日本は雨や雷雨の所があり、九州を中心に雨量が増えそう。

24日土曜 北・東・西日本 それぞれ天気が大きく違います

24日土曜は、北日本・東日本・西日本で、それぞれ天気に「大きな差」がでるのがポイントです。
まず、北日本は、上空に寒気が入るため、北海道を中心に、大気の状態が不安定になるでしょう。突然、雨雲やカミナリ雲が発達する恐れがありますので、落雷や突風、急な強い雨に注意が必要です。ゴロゴロと聞こえたり、急にヒンヤリした風が吹いたり、空が暗くなったら、カミナリ雲が近づくサインですので、安全な所へ避難して下さい。東北では晴れ間も出ますが、天気の急な変化に、十分お気をつけ下さい。
一方、西日本は、太平洋側に前線がかかるため、太平洋側ほど雨が降りやすいでしょう。特に九州は、前線に近い南部を中心に、カミナリを伴ってバケツをひっくり返したような雨の降る恐れがあります。台風11号本体は沖縄県の先島諸島に最も接近する予想ですが、「台風から離れているから」と油断しないで、九州も局地的に強まる雨や雷雨に、注意が必要です。
そして東日本は、本州南岸の前線が西日本よりも離れるので、天気は回復へ向かい、昼頃から晴れ間もでるでしょう。東京都心では、19日月曜日から22日木曜日にかけて、日照時間3時間未満の日が続いており、23日金曜日もたっぷりの日差しは期待できそうにないので、24日土曜日はようやく洗濯物を外に干せそうです。
ただ、東日本を中心に、昼間は暑さが戻り、最高気温は32度くらいまで上がるでしょう。東京都心でも、また真夏日になりそうです。最高気温は平年より高い所が多いですが、前線の北側の「秋の空気」エリアに入るので、比較的カラッとした暑さになりそうです。

25日日曜 東日本は内陸部ほど 残暑が厳しい

25日日曜も、西・東日本を中心に、24日土曜のような天気が続くでしょう。
西日本は、前線が停滞するため、九州南部を中心に雨が続きそうです。ただ、前線の位置が少し南北にずれるだけでも、雨の強いエリアが変わるので、最新の情報を確認して下さい。
東日本は、晴れ間が出て、お出かけにも良さそうです。ただ、昼間は内陸部ほど残暑が厳しいでしょう。8月最後の日曜で、屋外のレジャーを予定している方は、飲み物を用意するなど、暑さ対策を心がけて下さい。また、午後は、山沿いを中心に、急な雨にも注意が必要です。
北日本は、低気圧が遠ざかるので、雨の降る所は少なくなってくるでしょう。ただ、北ほどスッキリしない天気が続きそうです。

来週中頃 台風11号が運んだ「大雨のもと」に注意

週明けも、全国的に、25日日曜と同じような傾向でしょう。九州は、数日間、雨が降り続く可能性があるので、雨量が増える恐れがあります。斜面や川には、近づかないで下さい。
そして週の中頃は、台風11号が運んできた「暖かく湿った空気」が、西から日本列島に流れ込んでくる可能性があります。この「暖かく湿った空気」は熱帯育ちで、大雨のもとになるような空気です。「暖かく湿った空気」が日本列島に流れ込んでくるコース次第では、来週火曜から水曜頃は、本州付近にかかる前線の活動が活発になり、西日本で雨の強まる所があるでしょう。来週も雨の降り方に、十分ご注意下さい。