ベートーヴェン直筆の楽譜が女性宅から見つかり、約1,200万円で売却される
ベートーヴェン直筆の楽譜が女性宅から見つかり、約1,200万円で売却される

 米コネチカットのとある家から発見されたクラシックの名作曲家、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンによる直筆の楽譜数枚が、オークションで10万ドル(約1,200万円)にて売却された。

 地元紙Greenwich Timeの報道によると、その楽譜は財産を売却しようとしていたあるグリニッジの女性の自宅を、鑑定士のブレンダン・ライアンが訪れた際に発見されたとのこと。同鑑定士は以前にもベートーヴェンの直筆を目にしたことがあったため、譜面に書かれたドイツ語による指示や記号が本人のものであることを確認したそうだ。

 なお、この譜面は調査によって本物であることが証明されたとともに、同作曲家がアイデアを書きとめるため1810年まで使用していたスケッチブックからのものであると鑑定されたという。

 1827年にベートーヴェンが他界した後、同スケッチブックがどうなったのか分かっていないが、断片が発見され部分部分で売却されている。