どういった対策があるのか。アメリカCDCでは感染予防策として「サル痘のような発疹のある人と近づいて肌と肌の接触は避ける」「サル痘の人の寝具やタオル、衣服を扱ったり、触ったりしない」「せっけんや水でよく手を洗う、またはアルコール手指消毒液を使う」、感染者は「自宅で待機」などと紹介している。
西條担当部長はこう言う。
「海外でサル痘患者が増えているが、日本も例外ではなくサル痘患者が増えると思われる。ただ、日常生活においては、心配して何か対策をする段階ではない。サル痘は未知のウイルスではなく、コロナのようなレベルで感染者が増えるわけでもない。サル痘と診断されたら、周囲の人たちにワクチンを迅速に打つことで、発症予防や軽症にとどめることが期待できる。感染拡大を抑えることができる病気だ」
冷静な行動を心がけよう。
(AERA dot.編集部・吉崎洋夫)