さらに日本勢は、アマチュアの世界でも、8月の全米女子アマで高校生の馬場咲希が、服部道子以来37年ぶりとなる日本人2人目の快挙を達成。オーガスタ・ナショナルGCで行われるオーガスタ・ナショナル女子アマでは、昨年、梶谷翼が優勝し日本の女子ゴルファーが躍動している。

 特に馬場は身長175cmと体格にも恵まれており、その飛距離は270ヤード超え。大先輩の服部も「彼女(馬場)は私よりもはるかにスケールが大きい選手。全米女子オープンで初めて見た時から、凄い選手が出てきたなと感じていた」と太鼓判を押しており、馬場の将来の可能性は無限大だ。

 今シーズンから渋野と古江が米女子ツアーを主軸に置き始めたが、日本勢の最近のメジャーでのプレーや馬場などの活躍を見れば、今後も国内の実力者たちが彼女たちの後を追って海を渡るケースは増えてくるだろう。

 世界最高峰ツアーでの“韓国一強”を崩すのは、日本勢かも知れない。

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