検察に対しては、

「大阪地検も不祥事を繰り返している」

 と事件とは関係ない話で毒づいた。

 そんな宮本被告の態度に、被害者参加で法廷にいた遺族は取材に、

「石でもぶつけてやりたいという気持ちだった。死刑判決にしてほしいと宮本被告は言っているが、その前に罪を認めて反省し、すべてを話すべきだ」

 と怒りをあらわにしていた。

 今後も荒れる予感がする宮本被告の法廷。判決は10月20日に言い渡される。

(AERA dot.編集部・今西憲之)

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