また、旧統一教会は、
「2009年以降は、コンプライアンスを見直し、高額商品の販売はない」
とも会見などで説明しているが、加納弁護士は言う。
「私が実際に手掛けた被害では、2016年に返金交渉をして、和解にいたったものもあります。今も大阪地裁で民事係争中の被害もあります。おそらく今も旧統一教会は何らか、霊感商法に匹敵するようなことをやっている可能性が高い。相手に嘘ばかり言って恐怖におびえさせ、3万円の壺を何百万円で買わせる、ペンダントや指輪を強引に売りつけるなど、反社会的行為。大阪では、高麗人参のお茶ががんに効くと売って、刑事事件で有罪になった事件もある。旧統一教会の記者会見の主張はまったく信じられません」
(AERA dot.編集部・今西憲之)