本塁打の日本記録更新ばかりが注目されるが、過去に三冠王を達成した選手はプロ野球史上7人しかいない。最後に達成したのは04年の松中信彦で打率.358、44本塁打、120打点。本塁打のタイトルはセギノール(日本ハム)と並んで同時受賞だった。
ペナントレースは残り4試合。体力と精神力の疲労はピークに達しているだろう。CS、日本シリーズとまだ戦いが続く。村上はリーグ優勝を飾った25日のDeNA戦後に行われた優勝会見で、「まだ終わっていないんで、もっとプレッシャーをかけて押しつぶすくらいプレッシャーをかけてもらいたいと思っています」と語り、「とにかく皆さんの期待に応えられるように頑張りたいなと思いますし、大きな目標としては日本一っていうのがあるので、そこに向けて頑張ります」と誓っていた。記録との孤独な戦いを乗り越え、偉業を達成できるか。(梅宮昌宗)