賛否が割れるなかで行われた安倍晋三元首相の国葬だったが、当日は海外からの要人を含む4183人が参列。その中には秋篠宮ご夫妻ら7人の皇族方の姿も見られたが、ひと際目を引いたのが、秋篠宮家の次女・佳子さまだった。55年ぶりに行われた国葬で、なぜ注目を浴びたのか?
【写真】佳子さまの装いが激変した時!真っ白ダウンにミニスカコーデはこちら(写真8枚)
* * *
安倍元首相の国葬の日の9月27日、式が始まる午後2時になると、テレビの地上波やインターネットの生配信で、一斉に中継が始まった。富士山をデザインした式壇が映し出され、厳かな雰囲気が画面からも伝わったが、秋篠宮ご夫妻に続いて佳子さまが入場すると、SNSが沸いた。<佳子さま確かに喪服でもかわいい>などのコメントが書き込まれ、ネット生配信では<癒やし!><かわいい!>などの書き込みが次々に投稿された。
緊張感の漂う国葬で「かわいい」というのはいかがなものかという声もあるかもしれないが、見たままの感想を瞬時に伝えるテクノロジーは55年前の吉田茂元首相の国葬にはなかったこと。いったいなぜ、佳子さまの喪服姿が話題になったのか。
「安倍元首相の国葬に参列した佳子さまがお召しになっていたのは、首元が詰まったラウンドネックのワンピースルック。ウエストに切り替えがあり、スカートにはタックが入っていて、Aラインまでの広がりはないのですが、ふんわりと上品に広がるラインがきれいなものでした」(皇室記者)
この装いに、大手企業のマナーコンサルティングを長年務めるマナーコンサルタント講師の西出ひろ子さんがまず注目したのは、かわいらしさのある喪服だけではない。こう説明する。
「一般的に、私たちが喪服というと白いパールを身に着ける印象がありますが、国葬での佳子さまは、ジェットという黒玉(こくぎょく)のネックレスを着けられていました。佳子さまだけではなく皇室の方々はみなさんジェットでした。イヤリングとネックレスはセットで身に着けるものなので、佳子さまも当然両方きちんと着けていらっしゃいましたね」