例えば、病気になったり、苦手な人と仕事で組むハメになったり、理不尽な仕打ちを受けたりと、避けられない「不運」がやってくるのです。

 不運を分析してみると、「自分に原因があったなぁ」と思える不運と、「青天の霹靂(へきれき) 」としか思えない不運と、2種類あると思います。

 自分に原因があった不運は、原因がわかれば繰り返さないようにできるし、次からは避けられるでしょう。これで不運は消化できます。

 一方、どうにも抗えない不運に見舞われると「なんで自分ばかりがこんな目に遭うのか……」とネガティブな感情に襲われるもの。でも、運気の悪い周期に入るとそういうことが起こりやすいのです。

※写真はイメージです(Getty Images)
※写真はイメージです(Getty Images)

■小さな不運との遭遇は「悪い運気の消化」

 僕も、運気が悪い日にこんなことがありました。

 タクシーに乗ったら、運転手さんが近道で行くと言うので任せました。すると、その道が工事中で結局遠回りすることになり、時間はかかるわお金もかかるわで、「いつもの道で行ってくれればよかったのに……」とイヤな思いをしました。

 このとき腹を立てて、運転手に「安くしろ!」と言うこともできたと思います。でもちょうど運気の悪い月だったので、「よし! これで不運を消化できた」と考えました。

 これは使えるワザの一つです。

 誰にでも、どうしたって運気の悪いときはあります。これはどうあがいても避けられません。だとしたら、小さな不運で悪い運気を“先に”消化してしまえばいいのです。

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早く消化した分だけ早く幸運もやってくる