今日(29日)は夜にかけて、道内を前線が通過します。前線が通過した後は、北海道の上空に冷たい空気が流れ込み、気温が下がります。明日以降は、日中の最高気温でも9月下旬並みとなる所も出てくるなど、季節を進める雨となる見込みです。

札幌市内 赤く色づいたハマナスの実(29日) 撮影:日本気象協会 森 和也
札幌市内 赤く色づいたハマナスの実(29日) 撮影:日本気象協会 森 和也

今夜から明日の朝 空気ヒンヤリ

雨のやんだ地域から気温が下がり始めます。今夜は道央や道南方面を中心に今朝の気温より4度前後低くなるでしょう。冷たい空気とともに、乾いた空気も流れ込み、明日の朝は広く晴れる見込みです。放射冷却の影響も加わり、冷え込みが強まります。内陸を中心に立秋以降に初めて朝の最低気温が一桁となる所も出てくるでしょう。今夜から明日の朝にかけて、寝冷えをしないように注意して下さい。

最高気温 9月下旬並みも

北海道の上空に流れ込む9月下旬並みの冷たい空気は、土曜日頃まで道内に居座ります。特に、海風の入りやすい網走など道東方面の沿岸を中心に気温の上がり方が鈍くなります。土曜日にかけて日中の最高気温でも20度に届かず、9月下旬並みとなる所もあるでしょう。札幌では土曜日にかけて最高気温が24度くらいの日が続きます。しばらく夏日はお預けとなりそうです。