放送作家の鈴木おさむさん
放送作家の鈴木おさむさん
この記事の写真をすべて見る

 放送作家・鈴木おさむさんが、今を生きる同世代の方々におくる連載『1970年代生まれの団ジュニたちへ』。今回は、放送終了が発表された日本テレビ「スッキリ」と司会の加藤浩次さんについて。

【写真】「狂犬」から朝の顔になった芸人はこちら

 *  *  *

 日本テレビ「スッキリ」の終了が発表になりました。2006年4月から始まったこの番組。

 今でも覚えています。「スッキリ」が始まる数カ月前に、「めちゃイケ」の会議で監督の片岡飛鳥さんから「実は加藤が4月から日本テレビの朝の番組の司会をすることになって」と衝撃の発表を受けました。「狂犬」とまで言われていた芸人が朝のワイドショーの司会。

 耳を疑いました。だけど、相当おもしろいキャスティングだなと。そして最初に一緒にパートナーを組んでいたのは僕が尊敬するテリー伊藤さん。

 始まってすぐは、加藤さんがあの場に立っているのが見慣れなくて、勝手にちょっと照れてしまいましたが、テリーさんのコメントの切れ味は増していき、すぐにいいコンビになっていきました。

 が、番組が始まって数カ月。「極楽とんぼ」の相方、山本圭壱さんの事件。番組冒頭で泣いて謝った加藤さんの涙。

 もしかしたら1年も経たないうちに加藤さんは降板することになってしまうのではないかと思ったりしたのだが。そこは番組スタッフの強い愛もあってか、加藤さんはどんどん朝の顔になり、視聴率も上がっていき、キャスターとしてもあの場所が似合う人になっていきました。

 テリーさんがかなり強い意見を言い、加藤さんがたしなめながら自分の意見を言っていくスタイル。

 この二人のやり取りが楽しみだったのですが、2015年の3月でテリーさんが卒業。その時、強い意見を言ってくれるテリーさんがいなくなり、加藤さんの負担はでかくなるんじゃないかと心配していたのだが・・・。加藤さんは、テリーさんがいなくなり、その分も自分で背負ったかのように、ハッキリとした意見をより強く言うようになった気がする。

著者プロフィールを見る
鈴木おさむ

鈴木おさむ

鈴木おさむ(すずき・おさむ)/放送作家。1972年生まれ。19歳で放送作家デビュー。映画・ドラマの脚本、エッセイや小説の執筆、ラジオパーソナリティー、舞台の作・演出など多岐にわたり活躍。

鈴木おさむの記事一覧はこちら
暮らしとモノ班 for promotion
Amazonの「Fashion ✕ 夏先取りタイムセール祭り」で夏のファッションや暑さ対策小物を準備しよう!
次のページ
「忖度」の違和感を違和感として訴える