日本代表監督になるためには日本サッカー協会公認のS級ライセンスが必要であり、現時点での監督就任は不可能だが、その制度の改革も含め、そう遠くない未来に“ホンダジャパン”が誕生する可能性はある。選手として多くの修羅場をくぐり抜けたケイスケホンダならば、日本代表を、前例のない形で、違った位置に導けるのではないか。その期待は大いにある。

 日本がW杯に初出場したのが1998年で、そこから20年の間に一気に海外組が増加した。それ故に、世界舞台での経験値が、本来は「選手<監督」であるべきところ、現在の日本は「選手>監督」になっている。その“歪み”を抱えたままの森保ジャパンは、運命のスペイン戦でどのような戦いを見せてくれるのだろうか。

 2050年までのW杯優勝を宣言した「Japan’s Way(ジャパンズ・ウェイ)」実現へ向けて、勝っても負けても、必ず“次”に繋げなければならない。ドイツ戦以上の“歓喜”はもちろん、今後の“指針”になる戦いを期待する。その先に、次期監督に求めるべきものも見つかるはずだ。(文・三和直樹)

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