上空にはこの時期としては強い寒気。北陸付近にはカミナリ雲が発達中です。関東甲信も今夜にかけて雨や雷雨に注意を。

◆大気の状態が非常に不安定

今夜にかけて、上空に寒気を伴った気圧の谷が本州付近を通過するでしょう。東日本の上空5500メートル付近には氷点下30度以下のこの時期としては5年ぶりとなる強い寒気が流れ込みはじめています。このため、大気の状態が非常に不安定になり、午後3時現在、北陸付近を中心にカミナリ雲が発達しています。関東にも一部に雨雲が流れ込んできました。
関東甲信地方も今夜にかけては大気の状態が非常に不安定で、所々で雷雲が発達するでしょう。落雷や突風、ひょう、急な強い雨にご注意下さい。発達したカミナリ雲が近づく兆しがある場合は建物の中に移動しましょう。ゴロゴロと雷鳴が聞こえたり、急に冷たい風が吹いてきたら、カミナリ雲が近づくサインです。また、下記リンクの豪雨レーダーでもカミナリ雲が近づく様子が分かりますので、参考になさって下さい。
日中はポカポカ陽気となりましたが、雨の後は急に空気がヒンヤリしてきます。急な雨で体を冷やさないようお気をつけ下さい。

◆いつまで不安定?

上空に寒気を伴った気圧の谷は日付の替わる頃には関東の東の海上へ抜けるでしょう。明日は大気の不安定な状態も解消しそうです。朝までは北陸で雨(山沿いは雪)の所もありますが、日中は全国的に穏やかに晴れるでしょう。明後日にかけて広く晴れそうです。
今週後半は広く曇りや雨のぐずついた天気となりますので、明日、明後日の晴れ間を洗濯などで是非、有効活用して下さい。桜が咲いている所ではお花見や夜桜見物も良さそうです。