
ミカン下北の一番奥に位置し、広々とした開放的な空間が魅力。朝8時から営業しているので、まずはここに直行して、バランスもボリュームも満点のブレックファストを食べ、ニューヨーカー御用達のコーヒーを手に街へ繰り出すのはどうだろう。
【Belleville Brulerie TOKYO】

下北沢駅南西口には、ミカン下北とはまた違ったテイストの複合施設「NANSEI PLUS」もオープンしている。ミニシアターを含む中核施設「(tefu)lounge」、飲食を中心とした路面店、緑豊かな広場やアートギャラリーなどで構成されたこの施設内には、フランス・パリで2013年に誕生したスペシャルティコーヒーの専門店が出店している。「Belleville Brulerie TOKYO」だ。もちろん日本初上陸で、焙煎所を併設し一流のサイフォニストも常駐していると聞けば、行かないわけにはいかない。

焙煎中のコーヒー豆は0.1度単位で温度を管理するという徹底ぶり。もちろん焙煎された豆を買うこともできる。おすすめは、深煎りの「ラ・トラディション」。日本でのオープンを記念したオリジナルブレンドで、サクサク食感のメレンゲともよく合う。定期的に開催されるワークショップで、コーヒーのおいしい淹れ方を学ぶこともできる。
【FLUX CAFE】

下北沢駅中央口から東北沢駅方面に4分ほど歩くと、24区画からなる真っ白な低層の個店街「reload」が見えてくる。こちらにあるのは、ヘルシーライフを提案する「FLUX CAFE」だ。10種類以上あるオリジナルプロテインドリンクとプロテインフードが評判で、バランスボールやエアロバイクが並ぶ店内は、まるでスポーツクラブのようだ。ホットプロテインドリンク「ハッピーココア」、ほうれん草やバナナを抹茶プロテインと合わせた「抹茶エバーグリーン」など、メニューのネーミングも楽しい。
【SIDEWALK COFFEE ROASTERS】

そして「reload」を抜けると、東北沢駅はすぐそこ。歩き疲れたら、泊まっちゃうのもアリだ。「街の隠し味的存在に」がテーマの都市型ホテル「MUSTARD HOTEL SHIMOKITAZAWA」が2021年9月にオープン。下北らしく全室にレコードプレーヤーを完備し、利用客は1階ロビーでレコードをレンタルすることもできる。30分からの滞在プランもあるので、音楽を堪能したり、リモートワークしたりするためにホテルを使うという贅沢が味わえる。