「カンニング竹山単独ライブ放送禁止2022」ビジュアル
「カンニング竹山単独ライブ放送禁止2022」ビジュアル

 日記をつけ始めたのは、全然ネタができないという状態にぶつかったときに、おさむさんからの提案。おさむさんから「日記を付けましょう。人間は忘れるから」と言われました。でも、日記をつけたところで日々大したことは起きないわけですよ。

 ライブの前半のためのネタ出しは130本なんですよ。脚本の第一稿には130本のネタを入れています。それを60本に絞り、30本にして……本番は8~9本になる。この作業を鈴木おさむさんと僕と、サポートしてくれているナカタという男と3人でやっている。この3人が揃わないとあのライブは成立しないんです。

 ライブのために130本のネタを出すと言ったって、ほとんどボツですよ(笑)。130本というと1年365日で、なんとなく3日に1本のペースで出したところでほぼ使えない。でも、メモっておかないと忘れるから1日1ページ日記は書くようにしています。「放送禁止2023」に向けてすでに歩みが始まっています。

 結局は、「放送禁止」のために生きているみたいな感じですよね。お金払って、わざわざライブにいらしていただいているから、少しでも楽しんでいただけたらなと思っている。今年のライブは終わったけど、すぐに次に追われる。「来年、どうなっちゃうんだろう」って不安しかないし、怖くて怖くてどうしようもない。

 でも、15年間続けてきて、いいお客さんがたくさんついてくれて、こんなにいい感じになってきた。プレッシャーはあるけれども、逃げずに一生懸命作ってきたから強いなというのは改めて思いますね。

 このライブのことを口外する人はいないため、内容を知ることはできないので、どんなことをやっているか見てみたい方はぜひ来年足を運んでいただけたらと思います。

■カンニング竹山/1971年、福岡県生まれ。オンラインサロン「竹山報道局」は、昨年4月1日から手作り配信局「TAKEFLIX」にリニューアル。ネットでCAMPFIRE を検索→CAMPFIREページ内でカンニング竹山を検索→カンニング竹山オンラインサロン限定番組竹山報道局から会員登録

▼▼▼AERA最新号はこちら▼▼▼