『パックン式 お金の育て方』より(イラスト/田渕正敏)パトリック・ハーラン著『賢く貯めて手堅く増やす パックン式 お金の育て方』※Amazonで本の詳細を見る
『パックン式 お金の育て方』より(イラスト/田渕正敏)
パトリック・ハーラン著『賢く貯めて手堅く増やす パックン式 お金の育て方』
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 というのも、僕は芸能の仕事をしているので、仕事時間がバラバラで、仕事と仕事の間に急な空き時間が発生します。もし遠くに住んでいたら、喫茶店とかネットカフェに入って、暇をつぶすしかありませんよね?

 でも家が近くにあれば、パッと家に帰って、好きなことができます。泥棒退治とか。

 また、夜、急に仕事でチャンスが舞い込んだり、お酒のお付き合いに誘われたりしたときも、もし郊外に住んでいたら、「すみません、始発に乗ってもテレビ局に行けません」「終電があるので、飲みに行けません」と言って断らなければいけなかったかもしれません。

 でも、僕が住んでいたところは、東京の都市部であれば自転車で20~30分ほどで行ける場所にありました。だから、仕事も人付き合いもどんどんできたのです。当時は名刺を渡されて「遊びに来てください」と社交辞令を言われたら、実際に自転車で会いに行ったりしていて、そこから仕事が広がることも結構ありました。

 これも都心部に住んでいたからこそゲットできたチャンスだったな、と思います。

 さらに、都心に住んだことで、節約になったこともたくさんありました

 まず自転車でどこでも行けるので、電車代が浮きます!

 さっきも言ったように、時間が空いても喫茶店やネットカフェも使いません。

 終電を逃しても歩いて帰れる距離だから、タクシー代もかからないし、ビジネスホテルやカラオケで一夜を明かす必要もなく、きちんと自宅で寝られました。

 当時は遅くまで飲むことも多かったから、たぶんこれだけでも、毎月数万円は浮いたはずです。

 ところで、みんなは普段、カフェ代にいくら使っていますか? 

 ときどき、毎日のようにカフェで時間をつぶしている若者を見かけますが、すごくもったいないと思います。

 1杯350円のカフェラテだって、毎日飲めば月1万円くらいになりますよね。

投資していたらどのくらいの利益があったかな」と計算するまでもなく、明らかな無駄遣いだ、と僕は思ってしまいます。

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余分な支払いをするくらいなら、少し家賃は高くてもOK!