「離婚した理由を以前、バラエティー番組で明かしていたのですが、当時2歳だった長男の前で本気の夫婦げんかをしてしまい、息子が号泣したことがあるそうです。これに鈴木は、『たぶんどっちも利音のことを一瞬忘れた瞬間があった。これは違う』と感じて、離婚を決意。さらに、そのとき『絶対に利音に不憫な思いをさせない』と心に決めたとか。教育一辺倒ではなく、こうした思いが子どもの留学を後押ししたり、『大学は出ないといけない』という考えにつながっているのでしょう」(同)
■ファミレスに行ったことがないお嬢様
一方、鈴木が育った環境も子育て観に反映されているかもしれない。女性週刊誌の芸能担当記者は言う。
「鈴木紗理奈といえば両親ともに会社経営者で、祖父は東大卒の博士というお嬢様育ちで有名です。以前、出演番組で『箸使いが気になる』と、正しい箸の持ち方を語るなど品の良さもうかがえます。子どもの頃は週に1回はフグを食べて、回転ずしやファミレスには行ったことは無かったと語っています。そうした恵まれた環境で育った人は大抵、自己肯定感が高い。親の自己肯定感の高さは子どもに連鎖するものです。だからこそ、ただ溺愛するのではなく、息子がやりたいことをやらせ、将来もしっかり考えている。長期休暇をするという判断からも、ブレずに子どもを優先にしていることがわかりますし、復帰後も好感度は上がるのでは」
芸能評論家の三杉武氏は鈴木紗理奈についてこう述べる。
「紗理奈さんは育ちの良さもあってか、現場からの悪いうわさは聞いたことがありません。極楽とんぼの山本圭壱さんやジャニーズアイランドの社長に就任した元V6の井ノ原快彦さん、さらには『2ちゃんねる』創設者のひろゆきさんなど幅広い交友関係を築いており、そのあたりにも人当たりの良さが垣間見えます。過去には国民的美少女コンテストで演技部門賞を受賞したこともありますし、グラビアアイドルや歌手、女優として、長い間芸能界で活躍してきました。一方で、若い時には売れずに事務所を移籍するなど下積みも経験しており、こうした苦労も後の活躍につながっているのでしょう。離婚後はシングルマザーとして仕事や家事、育児に頑張っている姿が『めちゃイケ』世代のママたちを中心に支持されていますが、今回のお子さんのための長期休暇も紗理奈さんらしい判断ですし、好意的に受け取られているのではないでしょうか」
長期休業しても、将来は「勝算アリ」なのかもしれない。(丸山ひろし)