安田大サーカスのクロちゃんが、気になるトピックについて"真実"のみを語る連載「死ぬ前に話しておきたい恋の話」。今回のテーマは「年齢」。今月10日に46回目の誕生日を迎えたクロちゃん。自身のSNSには、友人や仕事仲間からもらったプレゼント写真があふれており、充実した誕生日だったことが垣間見える。しかし、実は、クロちゃん、誕生日を祝ってもらうのが「好きじゃない」という。クロちゃんが振り返る、人生最悪の誕生日とは?
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先日、ボクは46歳になった。
ある程度の年齢になると、「歳を重ねる」ことに少し抵抗を感じる人が多いって話を聞いたりもするけど、ボクに関していえば、そういう感覚は一切ない。そもそもボクは年齢を気にすることが、普段からほとんどないんだ。だから、あと4年で50歳になるけど、「老けてきた」なんていうこともまったく感じていない。
定期的にジムに通って身体も鍛えているし、運動能力に関しては20代の時よりも、今のほうが絶対高い。おそらく、46歳の今がピークじゃないかな。美容にだって気を使っているし、20代の子たちのトレンドにも共感できるし、興味をひかれたものがあったら積極的に自分に取り入れたりもしている。
昔から「時代に取り残されたくない」って思いがあるから、自分を「アップデートしていく」っていうことはつねに意識している。もしかしたら、それが、いつまでもフレッシュな気持ちでいられている理由の一つなのかもしれない。だから、20代のボクと、40代のボクは、根本的な部分は、何一つ変わっていない。まさか、こんなにもしっかりしていない大人になるとは予想外だったけど(笑)。
仕事でも、自分が「面白い」と感じることをやらせてもらえているっていうのは、良い影響になっている気がする。とくに、「水曜日のダウンタウン」では、まったく予想のつかない展開になる仕事も、たくさん経験させてもらっているから、かなり刺激になっているはず。
数年前に、男女6人で共同生活をする「モンスターハウス」っていう恋愛企画をさせてもらった時には、収録中に、ふと「今、ボクは青春しているな」って感じたりもしたからね。そんな経験なんて、普通に生きていたら絶対できない。「普通の人たちが10代で感じてきたような甘酢っぱいことが、やっとボクにもまわってきたんだ」、そんなふうに思えて、なんだかすごくうれしかったのを覚えている。きっと、その時に感じた「青春」みたいなものが、ボクの中では、いまだにずっと続いているんだろうね。