こういう人に運は貯まりますが、それはきっと、感謝がカタチを変えたものが運になる、という面があるからでしょう。
感謝の気持ちとは、相手を思う気持ちです。
相手を好意的に思えば、相手からも同じように思われるので、運は自然とよくなっていきます。
よく考えてみると、社会は「感謝」の循環で動いています。お金は「感謝の対価」として払われるものですし、日本人がもっていると言われる互助精神も、元にあるのは「感謝」の心。
陰のものに感謝できる人は、人間の中にある見えない部分(陰の部分)を優しい心で想像することができる人です。また自分も、見えないところで誰かに支えられていることを知っている人。運よく自分に陽が当たったのは、誰かの「お陰様」だと考えることのできる思いやりのある人。
陰の努力や優しさを想像できず、物事を表面的にしか見られない人やでしゃばる人は、いつか叩かれてしまいます。なぜなら自分がしたことは自分に返ってくるので、感謝のできない人には感謝は返ってこないからです。
逆に「お陰様」という言葉で先に相手に「感謝」を渡せば、運は自然と返ってきます。
運は与えれば返ってきて、「陰」に貯まる。
この法則を覚えておくといいでしょう。
■運の貯め方2 先に「うっすら損」を買って出よう
「ジュースを買ってくる役、ジャンケンで決めようぜ」。こんなとき、みんながイヤがっていたら僕は率先して買い出し役を引き受けます。なぜなら、ここでジャンケンをして勝てたとしても、イヤな役を逃れるために運を一つ使ってしまうからです。
人がイヤがることを率先して引き受ける。これは運を貯めるコツの一つ。他人のイヤな役を代わることも同じで、代わった僕の方に運が貯まるのです。