きょうは前線の影響で天気は下り坂です。九州から関東は夜は雨の所が多く、お月見には残念な天気。北海道も夜遅くは所々で雨が降り出すでしょう。ただ、東北と沖縄は夜まで晴れる可能性が高くなっています。

予想天気図
予想天気図

ほぼ全国的に下り坂

今夜は68年ぶりに満月が地球に大接近するということで、スーパームーンが見られるかどうか気になる所です。しかし、けさは、九州北部や中国地方はすでに広く雨が降っていて、近畿地方も所々で雨が降りだしています。きょうは西日本や東日本には前線が延びてくるため、雨の範囲は次第に東へと広がる見込みです。四国や近畿、九州南部、東海も午後は広く雨になるでしょう。さらに、九州から東海は大気の状態が不安定になりますので、雷を伴って強く降ったり、落雷や突風の恐れがあります。九州から東海はスーパームーンの見られる可能性は低く、残念なお天気です。
北陸や関東も夜は次第に雨になりますが、雨の降り出しが遅ければ、雲の隙間から見られる可能性もあります。月の出の時刻は新潟と東京ともに16時40分です。見れたらラッキーといった所でしょう。
東北は南部を中心に一日を通して晴れる見込みです。上空の薄い雲が広がりやすいものの、天気の崩れはなさそうです。本州付近ではスーパームーンが見られる可能性が一番高い場所です。北部は夕方から曇ってくる予想ですが、早い時間帯なら見られる可能性があります。仙台の月の出は16時32分です。また、夜は南風が強まりますが、気温が高めですから、寒さに震える事はなさそうです。
北海道は別の前線の影響を受けそうです。日中は晴れますが、夕方以降は雲が広がり、夜遅くなると雨の降り出す所があるでしょう。こちらも前線付近は大気の状態が不安定です。北海道北部では雷を伴って激しく降る恐れがあるので注意が必要です。ただ、北部でも気温が5度以上あるため、雪ではなく雨の予想です。北海道も早い時間帯ならスーパームーンが見られるかもしれません。札幌の月の出は16時22分です。見れたらいいですね。
沖縄は一日を通して晴天が続きます。スーパームーンが見られる可能性は非常に高いでしょう。

九州から東北は10月並みの暖かさ

きょうは前線に向かって暖かな南風が吹くため、日中の最高気温は九州から東北の広い範囲で20度前後まで上がる見込みです。平年並みかやや高めで、北陸や東北は10月中旬並みの所もあるくらいです。日差しがなくても、さほど寒さは感じられません。日差しの多い東北付近はポカポカの小春日和になるでしょう。福岡や高知は21度、大阪20度、名古屋17度、東京18度、金沢22度、新潟20度、仙台は15度、秋田18度で、札幌10度、旭川7度の予想です。金沢や新潟、秋田は10月中旬並みの予想です。
夜の冷え込みもあまり強くありません。18時以降24時にかけての気温は、札幌など北海道は5度~10度、東北北部は10度前後、東北南部から九州は15度以上の所が多い予想です。北海道や東北北部では冬のコートが必要ですが、東北南部から九州ではさほど寒さはありません。沖縄は25度前後ありますから、ビールを片手にお月見が出来そうです。