僕にも、知らないところに飛び込んでみたい好奇心があるんです。面白い人に出会えるかもしれない。面白いことがあるかもしれない。
こういう価値観を同じように「面白い」と感じてくれる人と、結局はつながるんだと思います。
きっかけは、周りがくれるものではないんです。自分の好奇心、自分がそれにどう反応して動くか。それに対して周りがどう反応し、それに対して自分がどう動くか。その繰り返しです。
人ってわずかな反応で心が変わり、行動が変わります。本当にわずかな反応で世界って変わるんです。わずかなことなんです。
■縁の深め方2 相手を主人公にする
「人とつながりたい」
そうは思っていても、代わり映えのしない日々の中で、新しく人とつながる機会というものは、そう簡単には訪れません。
あるとき、「出会いだ!」と思うような出来事があったとして、自分からコミュニケーションを取りに行ってもそれほど話が盛り上がらなかった、話が続かなかった、次につながらなかったなど、意識すればするほど、「人とつながる」って意外と難しいと感じるかもしれません。
僕が見ていて思うのは、会話を楽しもうとしているのはわかるのですが、どこかで相手に「認められよう」とする人が多すぎるってこと。
最近はとくに「ほめられたい」「認められたい」という人が多すぎるんです。「ほめられたい」「認められたい」という人が多すぎるのだから、「ほめる側」「認める側」になればいい。
市場の原理からすれば、求められているのはそっちです。いまの時代は、「ほめる側」「認める側」のほうが圧倒的に足りてないんです。
いまの時代だけではないかもしれません。
というのも、占いは、相手のことを分析して、「あなたは、こういうタイプだから、ここが魅力ですよ。そして、こんなことに向いていますよ」と言うもの。それが占いの一般的な手法ですが、聞いた人は、「私の個性が認められた! しかも、もっと魅力的になれるんだ!」と思えて、気持ちがラクになるんです。コツは、相手を主人公にして話すこと。占いも「主人公はお客さん」です。その構造を真似してみてください。