元ラジオDJであるケイシー・ケイサムの娘に対し、父親へ薬や食事、水分を与えるのを控える権限が裁判官から与えられた。弁護士が発表した。

 弁護士のトロイ・マーティンによると、6月11日の判決においてダニエル・マーフィー上級裁判所裁判官は、病に苦しむケイサム(82)に食事や水分を与えることは有害であり、さらなる苦痛を引き起こさせるであろうと判定したという。

 娘のケリ・ケイサムは6日、まずは終末期処置を実施した。

 マーフィー裁判官は9日、裁判所が指名した弁護士とケイシー・ケイサムおよび医師達と相談しながら、食事とその他の治療を元に戻すよう命じた。

 ケイサムは、現在の妻ジーン(34)とキトサップ郡で暮らしていたが、1日の午後、治療を受けるため救急車で病院へ搬送された。ケリの話では、ケイサムは床ずれに加え、肺炎と膀胱炎を患っており、また、認知症もあるという。

 ジーンと彼女の義理の娘のケリはこれまで治療をめぐって争っており、今回の判決を最初に伝えたニューヨーク・デイリーニューズ紙によると、ジーンは判決を受けた後、法廷から飛び出して行ったとのことだ。