
全国の47都道府県には、その地域ごとに独特の文化、風習があり、同じ日本に住んでいても実は知らないことが多いもの。そこで「あした話したくなる すごすぎる47都道府県」(朝日新聞出版)より、各都道府県ごとに、思わず人に話したくなるおもしろエピソードを紹介。今回は「熊本県」のお話。
熊本県のシンボルといえば阿蘇山。現在もけむりをあげる活火山です。
熊本県が「火の国(火山の国)」ともいわれるゆえんです。
大昔の阿蘇山の噴火で、世界最大級の周囲128kmの巨大なくぼ地(阿蘇カルデラ)がつくられました。このくぼ地の中には、まちがあり、田畑がつくられ、道路や鉄道も通っています。
また、阿蘇山の中岳の火口まで車道が通っていて、気軽に火口をのぞくことができます。
阿蘇山の周辺では、火山と人間が共存し、5万人もの人々が暮しているのです。
■レシピが秘密だった からしれんこん
れんこんの産地である熊本県の郷土料理「からしれんこん」。
みそとからしをまぜたものをれんこんの穴につめ、ころもをつけて油であげた料理です。江戸時代、病弱な殿様に食べさせるとみるみる元気になったというこの料理、レシピは明治時代まで絶対秘密でした。
■天下の名城・熊本城は食べられる城?
日本の三名城のひとつ熊本城。城づくりの名人といわれた加藤清正が建てた城で、戦のときに食べ物にこまらない工夫がたくさん。城内の畳の芯に、保存食になる里いものくきが使われていたり、壁にかんぴょうが塗り込んであったりしました。