若槻千夏(写真:つのだよしお/アフロ)
若槻千夏(写真:つのだよしお/アフロ)
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 年末年始のバラエティー特番で見かけることが多かったタレントといえば、若槻千夏(38)もその一人だろう。2017年に第2子を出産後もテレビで堅調な活躍を見せているが、番組トークではいわゆる“ママ感”を出さない。昨年12月11日に放送された「ボクらの時代」(フジテレビ系)では、大沢あかねが「若槻さんとかってあまりママって出してないけどすごいじゃない?」と発言し、その独特のスタンスを絶賛している。

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 大沢は3児の母だが、3年間の休業をへて仕事に復帰した際に「手応えを感じない番組とかあったり、へこみますよ」と胸の内を吐露。若槻がバラエティーで躍進していることに関し、「復帰してバラエティーをいま席巻していて、それを見てもうダメだと思った」のだと言う。

「大沢さんが言うように、復帰後の若槻さんのバラエティーでの活躍ぶりは目を見張るものがあります。ママタレ感はほぼ出さず、天性の話術で面白エピソードを次々と展開していく姿はさすがです。分析力も鋭く、ちゃんとオチがあって、聞いていて思わず納得してしまったり、笑ってしまったりするような話が多いんです。バラエティーに出演した際、若槻さんは『ノートをつけている』と明かしていたのですが、共演した人たちが『こういう人かな』ということを少しずつメモしていくそうです。すると『ぐいぐい行ってOK』とか『この人は冗談が通じない』など、その人への対策が見えてくると言っていました。実は勉強熱心な一面が今の活躍を支えているのです」(テレビ情報誌の編集者)

 若槻といえば、2001年にグラビアアイドルとしてデビュー後、バラドルに転向。当時ブームだったいわゆる“おバカ系”キャラで一世を風靡した。ベテランにも物怖じせず、貪欲に笑いを取りにいく姿は視聴者だけでなく、業界スタッフからの評価も高かったと言われている。しかし、2006年に体調を崩し、当時のレギュラー番組をすべて降板。事実上の芸能活動休止状態となった。その後、ファッションブランドを設立したり、一般男性と結婚して女児を出産したりと芸能界からは距離を置いた生活を送っていたが、2015年に4年ぶりに芸能界に復帰。以降、徐々に露出を増やし、現在に至る。

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「ママタレを強調しぎると持ち味が生かせない」