きょう(14日)は、九州各地で青空が広がりました。しかし、あす(15日)には梅雨前線が次第に北上し、さらに16日(木)には九州付近まで北上してくるでしょう。前線に向かって南から湿った空気が流れ込み、前線の活動が活発になるため、九州は激しい雨が降り、雨量が多くなるおそれがあります。地震で揺れが強かった地域は、地盤が緩んでいますので、土砂災害に注意が必要です。

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16日は土砂災害に注意を

きょう(14日)、沖縄付近に延びている梅雨前線は、15日には次第に北上し、九州に近づいてくるでしょう。さらに16日(木)には九州付近まで北上してくる見込みです。6月4日の梅雨入り後も、梅雨前線は南西諸島付近に位置することが多かったのですが、今回はそれに比べるとさらに北の九州付近まで北上してくることが予想されます。それに伴い、九州への湿った空気の流れ込みも強まるため、九州は南部を中心に局地的に雨量が多くなるおそれがあります。
熊本地震で揺れが強かった地域は、地盤が緩んでいますので、少しの雨でも山崩れや崖崩れなどが発生しやすくなります。16日は特に土砂災害に注意が必要です。

沖縄地方、梅雨明け近づく

沖縄地方の平年の梅雨明けは6月23日ごろです。今後は太平洋高気圧の勢力が強まり、梅雨前線を九州付近まで押し上げるようになるため、雨の中心は沖縄地方から九州地方へ移ってくる見込みです。
沖縄地方は太平洋高気圧に覆われ、この週末にも梅雨明けする可能性があります。一方で、九州はこれから大雨が降りやすい時期に入っていきますので、十分に気をつけなければなりません。