●恋人とは結婚前提のお付き合い

「10年ぶり」「20歳差」などはけっこうインパクトがあるし、さらに、最終的にはタレントとして活動することになった影響もあってか、ボクの彼女・リチ(26)に対しては、ボクと付き合うことが「ビジネスではないか」「売名行為」のような誹謗中傷も少なからずあった。

 正直、ボクは、こういった声は、必ず出ると予想はしていた。自分でいうのも変だけど、ボクはこれまで何度も炎上を繰り返してきた芸人でしょ? だから、ボクが絡むと、絶対、誹謗中傷はセットでついてくるんだよね。

「モンスターアイドル」で誕生した「豆柴の大群」もそうだった。一時は、豆柴のメンバーもそういった声に対してヘコんだりしていた時期もあった。だから、ボクはメンバーに「ボクが作ったグループなんだから誹謗中傷や炎上は当たり前って思わないといけないよ」って声をかけた。すると、メンバーは「そうか! 全部クロちゃんのせいなんだ!」って妙な納得をしていたね(笑)。

 だから、リチの場合も同じ。ボクと付き合う以上、これには慣れてもらうしかない。でも、幸いなことに、リチに対しての誹謗中傷は思ったよりも少なかったし、逆に、タレントとして活動することを応援してくれる人のほうが圧倒的に多かった。これは、ほんと、ありがたかったよね。

 批判してくる人って、たしかに厄介だけど、もし、リチが、今後何か大きな成果を成し遂げた時は、手のひらを返したかのようにコロっと変わって、逆に、めちゃくちゃ応援してくるケースも、実はけっこうあると思う。少なからず、ボクの経験上はそうだった。

 だから、批判してくる人が多ければ多いほど、「次見とけよ!」「絶対認めさせてやるからな!」って、ボクは、考えるようにしている。この連載では何度もいっているけど、ボクは損したままで絶対終わりたくない人なんだ。どんな追い詰められた状況でも、「絶対いつか"得"をして終わってやる」、そう、心がけているからね。

 だから、リチも最初は、大変なことも多いと思うけど、タレントとして活動すると決めたのなら、それぐらいの気持ちで頑張ってほしい。もちろん、ボクが助けられるところがあれば、全力でフォローするから。

 リチとは、もちろん結婚前提のお付き合い。最終回放送後から、もう何度か散歩デートやカフェデートも楽しんだ。もう公認のカップルなわけだし、何も怖くない。一緒にいて、とにかく楽しくて、まったく飽きない存在だ。

 ちなみに、以前、ボクがSNSで公開した理想の「結婚相手五箇条」は、これ。

・車の運転ができる
・PCができる
・年収600万以上
・20~24歳
・鬼ギャル

 正直、リチは、これには、ほとんど当てはまっていない。しいてあげれば「PCができる」くらいかな。でも、そんなのは別に良い。今では、すっかりボクのほうが大好きだし。でも、リチは、ボクのために「ギャルになりたい」ともいってくれている。そんな気持ちも、すごくうれしいね。

 まさか「水曜日のダウンタウン」に、お礼をいう日がくるとは思わなかったけど、こんなすてきなハッピーエンディングを迎えることができて、今では、ほんとうに感謝しかない。ダウンタウンさんには「しあわせになったクロちゃんには興味はない」なんていわれているけど、絶対、また興味をもってもらえるような存在になってみせる! もっと、もっと、ボクをいじってください! なんなら、ボクの部屋に、もっと監視カメラをつけても良いですからー!

 今後もよろしくお願いしますだしん!!

(構成/AERA dot.編集部・岡本直也)

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