28日から29日は前線や低気圧の影響で、九州は曇りや雨のぐずついた天気になる見込みです。29日は九州各地で断続的に雨が降り、雷を伴いまとまった雨が降るでしょう。大雨のおそれもあります。4月からの一連の地震で揺れが強かった本県や大分県を中心に地盤が緩んでいる所がありますので、土砂災害に注意してください。

29日午前9時の予想天気図
29日午前9時の予想天気図
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週末は次第に雨脚が強まる

28日は中国大陸から東シナ海に延びる前線が次第に北上し、29日には前線上に低気圧が発生する見込みです。この低気圧が東へ進み、29日日中から夜にかけて九州付近を通過するでしょう。
このため、28日の九州は曇りで一時雨が降る所が多いでしょう。前線に近い九州南部は雨が降りやすく、雷を伴う所がある見込みです。29日は九州各地で、雷を伴った雨が断続的に降り、まとまった雨になるでしょう。雨のピークは29日の日中から夜にかけてで、激しい雨が降るおそれがあります。

土砂災害に注意

28日から29日にかけての総雨量は九州の多い所で100ミリを超える所があり、九州は局地的に大雨となるおそれがあります。4月からの一連の地震で揺れが強かった熊本県や大分県を中心に地盤が緩んでいる所がありますので、土砂災害に注意してください。少しの雨でも土砂災害が発生する危険性が高くなります。

来週はしばらく晴天

30日は雨はやんで天気は回復に向かいます。31日以降は前線は沖縄から日本の南海上に南下し、九州はしばらく気持ちのよい晴れの天気が続くでしょう。
梅雨入り前の晴天を利用し、雨への備えを行っておきましょう。