だいたい2年の裏運気が過ぎれば元に戻るわけですから、そこでの幸せに執着しないことが重要です。裏運気では、どんな努力をして、何を残し、何を与え、次にどうつなげるかが問われます。
また、裏運気チャンスの期間に、表運気につなげる「ある行動」ができれば、表運気に変わったときに、また大きくジャンプできる可能性があります。
■「自分さえ良ければいい」は絶対にやめて
裏運気の時期にすべき、飛躍のきっかけになる「ある行動」。それは「裏運気のチャンスを使って、どれだけ他人のために行動できるか」です。
そもそも、裏運気にチャンスをつかめる人は、人のために行動してきた人。
表運気のときに徳を積んでいるから、裏運気になって、通常モードとは違う状態に戸惑っているときに、これまでの人脈に助けられるのです。だからこそ裏運気でチャンスをつかめる、とも言えます。
逆に、いつも周囲の悪口を言ってばかり、努力もしない、人のせいにする、都合が悪くなると逃げてばかり……。そんな人には、そもそもチャンスは回ってきません。チャンスは他人が運んでくることが多いので、人が離れたくなるような人にチャンスが回ってこないのは、当然と言えば当然です。
裏運気チャンスが来るかどうかは、やはり表運気で何を積み重ねてきたかが影響するんですね。どんな運を貯めてきたかが、裏運気でわかるのです。
ここで、大事なことをお伝えします。
裏運気で運が悪くなる人には、ある特徴があります。それは、「自分さえ良ければいい」と思っている人です。
たとえば、表運気のときに、大きなチャンスをつかめるようないい話がやってきたとします。「うまくいけば儲かる」とか、「有利な地位が得られる」などと、自分の得しか考えずに、周囲への感謝をなくしていたら……? 裏運気で今までの運がひっくり返ったときに、誰も助けてはくれません。