各地で春の便り　週末は催花雨

きょうも全国的に気温が高く、各地で春の花がほころびだしています。週末は天気が下り坂ですが、暖かさは続くでしょう。草木の生長をうながす雨となりそうです。

春の便り続々

きょうは甲府でタンポポが咲いて、奈良でモンシロチョウが舞うなど、各地から春の便りが届いています。福島ではウグイス、銚子と徳島でヒバリの初鳴きが聞かれ、鳥たちも暖かな日差しに活動を始めています。写真は大阪城公園の桃の様子です。きのうは桃の節句でしたが、こちらも開花が進んでいます。
この先も平年より気温の高い日が続く予想で、桜の開花予想も当初より2～3日早まってきています。
花粉症の方にとっては、暖かくなってウキウキしていられないかもしれません。5日(土)は九州から関東にかけて花粉の飛散数が非常に多く、6日(日)は関東・北陸や東北南部で飛散数が多くなりそうです。桜の予想や、花粉症の症状を和らげる工夫は、下記「あわせてチェックしたい」からご覧ください。

天気下り坂でも暖かさ続く

5日(土)は高気圧が日本の東へ離れて、湿った空気が流れ込みます。
このため、各地とも晴れ間はありますが、きょうより雲が広がりやすくなるでしょう。九州や中国、四国では、夕方から所々で雨が降りそうです。
6日(日)は北海道に低気圧が進み、前線が本州を通過する見込みです。
九州と中国・四国は雨で、前線が通過するタイミングでザッと雨脚が強まるでしょう。近畿から東北も夕方以降は次第に雨で、東海や関東は日中も弱い雨が降ったりやんだりしそうです。北海道も気温が高いため、雪ではなく雨になりそうです。関東から北海道の沿岸部を中心に、南風が強まるでしょう。
最高気温は、土日ともきょうと同じか、さらに高くなる予想です。
特に、5日(土)は、南風が山を吹きおりることで気温が上昇する日本海側、6日(日)は低気圧に向かって暖かな空気が入る東北や北海道で、気温の上がり方が顕著となりそうです。
積雪の多い所では、気温の上昇と雨で雪どけが進みます。屋根から落ちる雪や、雪崩などに注意してください。