福岡PayPayドーム
福岡PayPayドーム

 福岡PayPayドームに行ったことがある方はご存じだと思うんですが、試合で勝った後には、ドームの天井から導線のワイヤーが下りてきて花火のセレモニーがあるんですよ。僕の役は、その花火を打ち上げる頑固な花火職人で、主人公が「花火をお願いします」みたいに依頼してくるんだけど「そんなの上げられるか!」みたいな頑固な役(笑)。

 福岡ドームの天井に上がって、撮影してきましたが、ドームの天井って、めちゃくちゃ怖くて! ネットで「福岡ドーム 天井」って調べたら画像が出てくるかもしれないけど、鉄板の階段をひたすらのぼって天井まで行って、撮影をしましたが本当に怖かった!

 オンエアの仕方も面白くて、ドラマは全4話なんですが、毎週土曜日(3月4日、18日、25日)にオープン戦が終わったあとにドラマが放送されて、最終話に進み、実際の開幕戦が始まるという仕組みです。その試みは面白いですよね。

 台本のせりふも博多弁で、「ふざけんじゃねーよ」という標準語の言い回しではなく、「ふざけたらいかんばい!」みたいな感じで、そのドラマに出演している人たちも博多弁がネイティブに話せる。

 そんなドラマに出演してみて、これって、日本のプロ野球の全球団ありえるドラマだなとも思った。どこの球団のものも制作できそうですよね。だから、「ものすごい新しいことをやっているな」と思ったんですよね。

 全国放送のテレビ局もそうだけど、地方の放送局も試行錯誤しながら色々アイデアを考え出し、こうしたドラマが制作されるのって素晴らしいな。

 そのドラマの撮影のあとに、福岡のRKB毎日放送の「まじもん!」(毎週水曜夜7時~)にも出演してきました。このコラムでも以前に「まじもん!」の企画について触れましたが、いまではコンプライアンスで弾かれてしまいそうな昭和のハチャメチャな映像をスタジオで語り合う企画で今回も出させてもらいました。

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昭和の地方局はコンプラおかまいなし!