もう逃げたくない。もう怯えたくない。そういう思いの人たちが今、必死に抗議の声をあげています。「(同性婚を認めると)社会が変わってしまう」と、岸田首相はそう答弁していましたが、きっとこれ、「同性婚」が「別姓婚」であっても、「性犯罪刑法改正」であっても、女性やセクマイの人権に関することを入れ替えても全てテンプレのように使える言葉でしょう。この社会は、マイノリティーの声を聞かず、姿を見ず、知らないことで成立しているから。どれほどの女性が夫婦別姓を求めて悔し涙を流してきたことか。どれほどの被害者が「同意のない性交は犯罪なのだ」という一文を求めて声をあげてきているのか。そういう人たちの声を聞かないことで守ってきている社会が、不安と不信で覆い尽くされ衰退しつつある現実が、もう、政府の中にいる人たちには見えていないのでしょう。女性やセクマイの人権には慎重になりながら、ほぼ中高年男性だけの自らの組織には寛大であり続けた政治の歪みは、もうかなり末期になっていることを実感します。
一刻も早く、異次元のスピードで、社会を変えていきたいものです。
先週告知した「ひととき融資」についてはまた次回!