日本気象協会　第7回　桜の開花予想

桜前線は順調に北上し、東北地方まで達しています。この先1週間は寒さの戻る日があり、春の暖かさは一旦トーンダウンしますが、桜前線の北上に大きな影響はなさそうです。

平年よりかなり早い開花も

3月下旬の暖かい陽気に誘われて、北陸や東北でも平年より1週間以上早く所々で桜の開花が発表されました。
この先1週間、北海道など北日本では再び雪の降るような寒さの戻る日がありますが、桜前線は順調に北上するでしょう。
【東北】
来週末には山形市内でも桜が開花する見込みで、青森市付近に桜前線が到達するのは4月19日頃となりそうです。開花から満開までの日数は6日前後の所が多いでしょう。先日、平年より1週間ほど早く開花となった福島や仙台ではこの先1週間以内に満開を迎えそうです。
【北海道】
4月下旬に南西部から桜前線がスタートするでしょう。予想開花日は函館が4月24日、札幌は4月29日で、札幌はGW中に見頃を迎えそうです。開花から満開までの日数は3日前後の所が多くなりますので、お花見のチャンスを逃さないよう、最新の桜情報や天気予報をこまめにチェックなさってください。

夜桜見物は暖かい服装で

九州から関東周辺にかけてはすでに満開を迎えている所が多く、4日(土曜日)の午前中には水戸地方気象台や富山地方気象台からソメイヨシノ満開の便りが届きました。
今夜は皆既月食の観察も兼ねて夜桜見物をされる方もいらっしゃるかもしれませんが、夜は今朝よりも空気のヒンヤリする所が多くなりそうです。体を冷やさないよう、体温調節の出来る上着を用意してお出かけください。