今年、ラッシュでロックの殿堂入りを果たしたニール・パートだが、ドラムセットを前に見せる野獣ぶりは未だ健在だ。パートは、リリースを控えたヴァーティカル・ホライズンの6枚目のスタジオ・アルバム『エコーズ・フロム・ジ・アンダーグラウンド(Echoes From The Underground)』に2曲で参加した。
米ビルボードは、パートの参加曲「Instamatic」でのドラムのレコーディング・セッション映像を入手。同映像では、ドラムセットの城壁に囲まれリラックスしているパートが、ドラムについて語りながら、防音のため白いブランケットで覆ったキック・ドラムを指し、どうやってイグルー(エスキモーの小屋)に変わっていったのか冗談を飛ばしている。「カナダ人のジョークだよ」とさりげなくパートは言い、映像の最後にはスティック・キャッチが収められている。
「間違いなくレコードに爆風をもたらしたよ。ニールのドラミングはただただ素晴らしいんだ」と話すのは、ヴァーティカル・ホライズンのフロントマンでありギタリストのマット・スキャンネル。曲については、「ただの良くあるスパイ小説/スパイ活動./脅迫/ラブソングなんだけどね」と説明している。
ヴァーティカル・ホライズンは2000年、その年のラジオで最もオンエアされた1曲「エヴリシング・ユー・ウォント」でメジャーリーグ級の大躍進をみせた。
『Echoes From The Underground』はアウトフォール・レコードより10月8日に全米でリリースされる。同アルバムからの1stシングル「Broken Over You」はヴァーティカル・ホライズンの公式サイトにて無料ダウンロードが可能だ。