今や見守り機能があるデバイスにあふれている。最近のキーワードは、プライバシーを侵害しない「ゆるーい見守り」だ。AERA 2019年12月30日-2020年1月6日合併号では、記者が実家に見守りデバイスを導入し、デジタル親孝行を実践した。
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いくつか実家に設置してみた。もっとも簡単なのは、「MaBeee(マビー)みまもり電池」。テレビリモコンなどの単3電池をひとつはずして、単4電池にMaBeeeを取り付けた電池に替えればいいだけ。「ハローライト」も寝室やトイレなどの電球を、これに替えるだけ。以上! わかるのは使用状況のみだが、それでもついチェックして実家の暮らしを見守っている。
最後に紹介したいのは見守りロボットだ。ソニーのaiboや、シャープのロボホンなど、今や有名ペットロボットは、高齢者の見守り機能を兼ね備えるものが増えている。そうしたなか、この秋、家庭向け版が発売されたばかりの「ZUKKU」(ハタプロ)を試してみた。
手のひらにのるほど小さいミミズク型で、スイッチを入れると羽をバタバタ。つい話しかけたくなる対話型ロボットだ。「薬飲んだ?」など、親へのメッセージをZUKKUに言わせたり、親がZUKKUに「お腹が痛い」などネガティブな声がけをすると、AIが分析して、見守る側に知らせたりする。しかも、カメラはないので、親のプライバシーも守られるのがミソ。
もちろんどれも、親が元気でいることをさりげなく確認できる「安心」付き。手抜きじゃないデジタル親孝行、始めてみますか。(ライター・福光恵)
※AERA 2019年12月30日-2020年1月6日合併号より抜粋