7月13日に再びウィンブルドン観戦の機会があった。女子シングルの決勝日だ。ロイヤルボックスに「3人」が入場すると会場がどよめいた。キャサリン妃とキャサリン妃の妹のピッパさんの間にメーガン妃が座ったのだ。まるでミドルトン3姉妹のようで、メーガン妃は姉妹に左右を守ってもらっているようだとささやかれた。これもエリザベス女王(93)からの「仲良くしなさい」との指示の結果ではないかと言われている。それにしてもキャサリン妃は笑顔を絶やすことは一度もなかった。メーガン妃にしきりと話しかけ、「さすが将来の女王。大人だ」と称賛された。
浪費振りも批判されている。メーガン妃は新居のフログモア・コテージの改修費に税金から3億円余りを費やしたが、さらに庭園の整備に約1億円かけるといわれている。マタニティ用にあつらえた服装などは計約1億円に達するぜいたくぶり。しかもプライバシーを盾に、あれこれ明かさない。「いいとこ取りはできない」「ゲームのルールに従うべき」とタイムズ紙などが書いた。
何をしても、何を着ても、何を話しても批判されるメーガン妃。友人のアマル・クルーニーは心配して、「人道支援活動に集中したら」とアドバイスしている。結婚当初は大きな期待で迎えられたメーガン妃。「適応には時間がかかる。冷静に温かく見守ろう」と擁護する声も上がるが、途方もない浪費ぶり、ちぐはぐなプライバシー重視と秘密主義などから形勢は不利だ。メーガン妃自身も実写版「ライオンキング」のプレミアで会ったアメリカ人男性ミュージシャンに、「彼らによって苦労させられています」と被害者意識をポロリ。
今秋にはヘンリー王子、アーチー君と共にアフリカにわたる外遊が予定されているという。これを格好の冷却期間と捉えるか、切り返しのチャンスとするか、注目される。(文/ジャーナリスト・多賀幹子)
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