ペイ完全攻略比較表(AERA 2019年6月17日号より)
ペイ完全攻略比較表(AERA 2019年6月17日号より)
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「ペイ」でこんなにお得(AERA 2019年6月17日号より)
「ペイ」でこんなにお得(AERA 2019年6月17日号より)

 世の中、ペイが多すぎる。しかもみんなが「お得です」とうたっている。迷う必要は無い。あなたが使うべきペイは、これだ。

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 一気に増殖したQRコード方式のスマホ決済だが、日本で最初に始めたのはベンチャー企業のOrigamiだ。2016年5月のサービス開始当時は、知る人ぞ知る程度の存在だった。

 ブームに火をつけたのはLINEだ。カードタイプで16年3月に始めた決済サービスLINE Payがスマホに対応。楽天グループの楽天ペイ、ソフトバンクとヤフーが組んだPayPay、KDDIのau PAYなど、各業界の大手が続々と参入した。

 群雄割拠のスマホ決済から、どれを選べばいいのか。消費生活ジャーナリストの岩田昭男さんはこう解説する。

「様々なサービスが入り乱れていますが、ネット系、通信(携帯電話会社)系、銀行系、流通系に大別できます」

 表は、これらの系統別に主なQRコード決済をリストアップしたものだ。これだけでも10社に達するが、さらに参入が続いており、30社程度にまで拡大する見通しだ。

 表を詳しく見る前に、QRコード決済の基本的な使い方をおさらいしておこう。

 お店で決済する際の手順は二つある。一つは自分のスマホにQRコードやバーコードを表示させ、それをお店の端末で読み取ってもらう。もう一つは、お店に掲示されているQRコードを自分のスマホで読み取り、支払額を自ら入力する。こちらは入力ミスに注意が必要だ。

 決済した額は、何らかの方法で利用者が支払う必要がある。

「QRコード決済アプリの支払い方法としては前払い、後払い、即時払いの三つがあり、各社で選べる支払い方法が異なっています」(岩田さん)

 前払いは、買い物の前にチャージしておく方式だ。残高がなくなれば再チャージする必要があるが、LINE Payのように銀行口座からオートチャージできるものもある。

 後払いは、自分が持っているクレジットカードとひも付けておき、お店で支払った代金が後日引き落とされるというパターン。クレジットカード自体が利用限度額に達しない限り、残高不足になる恐れはない。

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